2005年09月05日

セラピー猫A

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黒ハート―――――――――――――黒ハート

この猫ちゃんと飼い主さんのお話です

昨日の続きなので、読んでない方は昨日の記事を
           読んでから読んでくださいねわーい(嬉しい顔)


「猫を飼いたいんですが譲ってもらえますか?」

私は驚きましたぁーまさか高橋さんがそんなこと

言うとは思わなかったので・・・

「飼う条件がありますが・・大丈夫ですか?」

と尋ねると高橋さんが話し始めました

「実は・・猫が欲しい理由があるんです・・・」

私は仕事中だったので、私の家の地図を書いて渡し

ました、仕事が終わって家に帰ると高橋さんが家の前にいました

家に入ってもらい話を聞き始めました「実は・・・・・」

何年か前に車の事故で奥様と息子さんが二人とも

下半身不随で車椅子生活になり車の運転をしていた息子さんが

自分のせいでお母様が下半身不随になってしまったことが

許せなかったんでしょう息子さんが何度か自殺未遂をしたそうです

それから、心の病気になり口も聞かず部屋に閉じこもるように

なってしまったそうです。ところがある日仕事から帰って来たとき

息子さんの部屋のベランダで息子さんが野良猫に

餌をあげていたのを見たそうです。それから少しずつ

部屋からでるようになり猫の餌を買って来て欲しいとか

高橋さんにたのむようになり心の病気もだいぶよくなっていた

そのころでした、とても辛いことが起きました

仕事の帰り道の道路にあの猫が轢かれて死んでいたそうです

帰ると案の定息子さんが猫が来ないと心配していたそうです

事故以来外に出なかった息子さんが車椅子で猫を捜しに

いっている息子さんに死んだとは言えず、そのまま

黙っていたそうです。息子さんの心の病気がまた酷くなり

前にも増して高橋さんに暴力も振るうようになっていた

そのころ、私の仔猫の貼紙をみて、私の所に来たそうです

私は高橋さんのお力になりたいのはやまやまでしたが

それとこれとでは話は別です、大事な猫を渡すことは出来ないと

高橋さんに言いました、「そう、言われると思っていました」

と言いお帰りになりました。お店にもみえなくなり

私も高橋さんがどんな思いで話したかと思うと辛くて

毎日考えていました「これで良かったんだろうか」

仔猫も親離れできるようになりそろそろ里親さんに

渡そうと思っていたころ、あれから2ヶ月ぶりぐらいでしょうか

高橋さんが車椅子の奥様と店にいらっしゃいました

「先日は・・・・・」とお互い頭を下げ、気まずかったぁ〜

「先日は主人が失礼なお願いをしまして・・・」

「仔猫はもう、決まってしまいましたよね?」

「何匹かは・・あと2匹まだ決まってないです」

「お願いです、その2匹の猫を譲って下さい」

私は驚きこの間ご主人にお話した通りですが・・・と

言うと奥様が一度でいいから高橋さんの息子さんに

あって欲しいと言われ一回は断ったのだけど、私も悩んで

いたことも事実なんで、伺いますと答えました

私は2匹の猫を連れてお邪魔しました、周りは緑が多く

静かな田舎の一軒家で環境はとても良いものでした

お家にお邪魔してよくわかったんですけど

バリヤフリーに改装してありキッチンもすべて

車椅子でも十分家事ができるようになっていました

高橋さんにこちらを見てくださいと言われ言ってみると

ガラスドアを開けると6畳位の部屋にその向こうには

3畳位のサンルームがありました。すると高橋さんが

「この部屋は猫の為の部屋です」えっ!

「この間、断られてから考えてこの部屋を改装しました」

私は感動したのと自分の心の狭さに気づきました

高橋さんが猫を飼うということが、どれほど最後の

家族の再生にしょうと思ったとことか・・・と

私は連れてきた猫2匹をその部屋に放しました

「みゃぁーみゃー」と鳴きながら匂いを嗅ぎでいると

息子さんが入ってきました。軽く頭を下げた彼は酷く痩せて

痛々しいぐらいでした、彼の両腕には包帯がしてあり

あぁーまだ地獄は続いていたんだと感じました

彼はまっすぐ、仔猫に寄り手をだすと猫がその手の匂いを嗅ぎ

そのまま抱き上げられ彼の膝の上に乗りました

彼が私に写真を見せてくれました私がその写真をみて

なんで、高橋さんがうちの猫に執着するんだろうという疑問は

解りました、轢かれた猫に似ていたのです

私は高橋さん家族の気持ちがよく解ったので決めました

「大事にしてあげてくださいね」と彼にお願いして

猫を置いて帰ってきました。その後高橋さんから2匹の写真

とお手紙を頂ました。奥様は亡くなられたそうですが

今は息子さんも車に乗り仕事にも行き普通の生活を

なさっているそうです、あの猫達が息子さんから離れる

ことなく、ずっと傍にいてくれたおかげだと

言ってくださいました。幸せになってくれてよかったです

                        おしまいです

黒ハート――――――――――――黒ハート

ながなが読んで頂きありがとうございます
家族の愛って凄いと思いました。一人で生きてはいけないものです
「私は大丈夫だから・・・」なんて言ってませんか?
言っている時は一番大丈夫じゃないんですよ・・・
そいう時こそ、まわりの命を愛おしいんで下さいねわーい(嬉しい顔)

黒ハート―――――――――――――黒ハート



ニックネーム みゅう at 11:02| Comment(27) | TrackBack(0) | お友達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする